天羽々斬(あめのはばきり)について書きました。『天華百剣-斬-』のメインストーリーで活躍する重要なキャラクターです。ぜひ見てください!!
刀剣としての天羽々斬
日本神話に登場する神代三剣(かみよさんけん)の一振りです。八つの谷と峰を覆う大妖怪、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を、天上の戦士 須佐之男命 (スサノオノミコト)が討伐した際に振るった剣です。『羽々』(はば)とは大蛇のことなのでこの名前になりましたが、別名が多く、十握剣(とつかのつるぎ・持ち手だけで握りこぶし十個分の意味)、蛇之麁正(オロチノアラマサ)、天之尾羽張(アメノオハバリ)など、他にも沢山あります

天羽々斬は実在する!?
奈良県の石上神宮(いそのかみじんぐう)には天羽々斬とされる刀が祀られているのですが、この刀は明治時代に石上神宮の禁足地から出土した全長120cmほどの刀だそうです。しかし何故天羽々斬と呼ばれるようになったのかは不明です……天羽々斬は上記の通り、”十握剣”と呼ばれるほどの長剣といいますし、本当に神話の通りなら紀元前から存在していたことになります。日本刀が登場したのは平安時代、飛鳥時代には七星剣などの直刀があり、弥生時代には銅剣が存在していたとはいいますが……伝説の通りなら、完全なオーパーツですよね
天華百剣の『天羽々斬』
ここからは天華百剣の『天羽々斬』について書いていきます
憧れの”お姉さん”
天羽々斬は『天華百剣-斬-』の通常任務 第参部からその姿が露になりますが、声だけは序章から登場していました。主人公(聖十郎)の命を救った恩人であり、軍人になる切っ掛けにもなった巫剣です。天羽々斬は聖十郎という人間のバックボーンになっているのです。常にハーレム状態の聖十郎ですが、彼にとって、特別な存在なのが天羽々斬です
”DRAGON SLAYER”
『天華百剣-斬-』の物語が始まる十数年前、天羽々斬は災禍――”ミヅチ”と激闘を繰り広げていました。舞台となった村は壊滅状態になりましたが、そこでただ1人助かった子が、幼いときの聖十郎です。天羽々斬はそこで聖十郎を――『巫剣使いの才のある者』を治療し、物語が動き出したのです

以上、天羽々斬の記事になります。このブログを書いている段階でもまだまだ謎が多く、気になることが多いです。担当声優 能登麻美子さんの演技が涙腺に来るレベルで素晴らしいのも特徴です
そして通常任務 第参部8章からは、さらに謎の女性が登場します。一体彼女は何者なのか、強大な力を持つミヅチは倒せるのか!? 物語はクライマックスへ向け加速します!!