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【天華百剣】獅子王(刀)の展示に行って来た!!

明けましておめでとうございます!! 遊羽です。2020年1月2日に東京国立博物館で重要文化財、 獅子王(ししおう)を観て参りましたので、その感想を書いていきます。子供の時分はよく模造刀で遊んでいたのですが、『真剣』は今まで見たことがありませんでした。刀剣はその博物館の所蔵でも、展示される期間は限られていることが多いので(獅子王もそうです)、この機会に見に行って来ました!! ぜひ読んでください!!

獅子王の展示について

2019年11月26日から2020年2月9日(日)までの間、東京国立博物館(通称トーハク)の2階で展示されています。こちらが公式HPでして、ちょっと分かりづらいですが『展示作品リスト』を真ん中より下までスクロールすると『黒漆太刀 (重要文化財 太刀 無銘(号 獅子王)の拵)』とあります。これが獅子王です。トーハクは入場料が一般620円でして、最寄りの上野駅からは意外と歩くので、案内図をこちらに写真付きで載せました。良かったら見てください(^^)

獅子王とは?

平安時代末期に作られた刀で、源頼政(みなもとのよりまさ)が都を騒がせた(ぬえ)を退治した功績により、帝(天皇)から授かったという伝説があります。(鵺とは猿の頭に虎の手足、タヌキの胴に蛇の尻尾を持つ怪物です) 獅子王はその後源頼政の家系に伝来します。関ケ原の戦いのあとに1度徳川家康に没収されるのですが、その後また頼政の家系に託されたそうです。明治時代になると天皇に献上され、現在は東京国立博物館に所蔵されています

獅子王に会いに行きました!!





というわけで東京国立博物館にやってきました! トーハクに入るのも初めてです! チケットを買って、ドキドキしながら入館~~!!

館内は意外と撮影可能なところが多く、撮影NGな展示物には撮影禁止マークがついています。獅子王以外にも福岡一文字貞真(ふくおかいちもんじ さだざね)や、伝当麻(でんたいま)という刀が展示されていました(現在巫剣のモデルになった刀で展示されているのは獅子王だけです)早速拝見……といきたいのですが、実は獅子王は刀本体だけでなく、『拵』も展示されています

『拵』ってなに?

拵(こしらえ)とは日本刀の外側の部分でして(さや)、(つか・持つところ)、(つば)を合わせた呼び名です。『つくり』ともいいます。獅子王は拵も重要文化財に認定されております

こちらが獅子王の『拵』です

思いっきり服がガラスに映っていますね。次から気をつけます…… 

この拵、実は2代目以降の拵じゃないかという説が有力です。元々獅子王とは、鞘に獅子の細工があった』というのが名の由来なのです。また、この黒漆の拵が鎌倉時代の様式であるのもそういった考察がなされる理由です




柄は鮫の皮でできています。鞘、柄、金具まで黒漆塗りになっています

ご対面……!!

お待たせいたしました。太刀『獅子王』です

めちゃくちゃ綺麗でした。本当に観に行って良かった……!! 獅子王は77cmを超える細身の刀身と直刃(すぐは・乱れのない模様)が美しすぎます。明かりを反射して輝いておりました

獅子王は大和国(やまとのくに・現在の奈良県)の刀匠が打ったとされているため、『大和物』と呼ばれます。しかし茎(なかご・柄の中の部分)に(めい)といって、通常作刀した刀匠の名が刻まれるのですが、獅子王にはそれがないため、明確な作者は不明です

みんなが撮らないであろう角度

切先は小さめ。実は動画でも撮影したのですが、あんまりアップしすぎるとこれから見る方の楽しみが減るかもしれませんので、自重したいと思いますm(__)m

獅子王を観て

なんとなく、真剣って『かっこよくて、でも怖いもの』だと思っていました。子供の頃からチャンバラごっこはやっていましたが、真剣には人体を切断できる刃がついていますし、昔の人は刀で戦争をしていたんですよね。しかし実際に獅子王を観たときには、「美しい」という感想しか出てきませんでした。現代では刀は『美術品』と位置付けられている、という話も大いに納得ですし、こんなに素晴らしい文化を途絶えさせちゃいけないとも思いました

以上、獅子王の展示に行って来た!!の感想になります。この展示は昨年から開催されていたので「もっと早く観れば良かった!!」とひたすらに思います。今の日本では真剣を観たことがない人が多数だと思いますが(僕もそうでしたが……)、この国の歴史は刀で作られてきた、といっても過言ではないわけですし、日本刀はTVドラマや小説でも扱われますよね。一度真剣を目の当たりにすると刀というものに対する考え方も変わりますし、造詣が深くなれば創作物もより楽しめるはずです。オタクとかオタクじゃないとか関係なしに、「みんな、なんか刀見ようぜ!!」と言いたいです。博物館や資料館は基本的に入場料が安いですし、目当てのもの以外の展示も楽しめると思うので、興味のある方はぜひ行ってみてください(^O^)/ 




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遊羽
天華百剣が大好きでブログを書き始めました!!